「大変な子育てがひと段落したら、今度は親の介護」という言葉を耳にすることはありませんか。一緒に子育ての戦争時期を乗り越えたパパママは、自分の親やパートナーの親が年を重ね、いざ介護に直面したとき、どんなことを感じるのでしょう。SNSから、介護に対する夫婦の意見を集めてみました。
とっても大変な介護。だけど介護を通じて深くなる家族の絆もある
家族の誰かに介護が必要になったとき、それを家族の間だけで完結させるのは至難の業。うまく家族外からの力を借りながら、乗り越えることが大切ですよね。一方で介護を通じて改めて親への感謝を伝えることができたり、家族の介護への向き合い方を見て絆が深まることも多くあるようです。
バランスの取れた介護で家族の絆や愛情を感じる
・「介護は親がしてくれる最後の子育て」介護を通じて学ぶことは多くある
・愛情を持って介護していたおじいちゃん
・とはいえ、介護をするほうからすると施設を頼るという手も大事
介護にかかる費用、体力、時間…介護には周囲の理解と協力が必要。
親の介護に直面した人は、残りの限られた時間の中で、どうやって笑顔で過ごせるか考えて向き合う人も。とはいえ、現実は甘くない介護と向き合う日々の中では、一番身近なパートナーや職場の理解が励みになることも多いようです。
介護は1人ではできず、理解者が必要。
・限られた中で笑顔になれることを増やしたい
・子育てや介護を経験した自分が上司だと、理解できることも増えるはず
・短い期間の介護でも妻の差し入れが嬉しかった
パパのモヤモヤ意見
・妻の実家の介護施設送迎や資金援助をさせられる
・妻の扶養に入って介護したけど想像以上に大変だった
女性ならではの悩みを感じることも多い介護問題
介護中におきた楽しいエピソードや、介護に向き合うパートナーの姿勢に、介護を通じて気付く小さな幸せもあるよう。
一方で、キャリアを断念したり、女性としての役割といった価値観をおしつけられたりなど、女性ならではの悩みを感じることもあるようです。
介護は大変だけど心が温かくなる瞬間も
・介護に向き合い、やり切った夫を誇りに思う
・介護にも楽しいときはある
女性だからこそ感じる不安や不満
・女性のキャリをみたときに、介護と子育ては大きな影響が
・義母の介護は妻の仕事?介護施設からの封書に違和感
義母の施設から「ご意見ご要望がありましたらどうぞ」との書類。夫が枠内を埋めてくれたので、枠外に嫁である私からこっそり要望を書きました。ほんの小さな事だけど、心の中に違和感が蓄積して苦しい⋯ こんなの迷惑ですかね⋯?#介護 #認知症 #ダブルケア pic.twitter.com/vw6y3jO1KO
— きんぎょ@育児&介護 (@kingyo205) December 2, 2024
大変な中にも幸せを感じることも。1人ではなく家族や周囲の人と協力し合うことが大切
近年では、男性の育休取得が進んだことで育児に対する夫婦間の差は薄れてきつつあります。それでもやはり男性だから資金を出す、女性だから家に居て介護をするなど、モヤモヤするポイントは多そうですね。子育てだけではなく、介護に対しても、夫婦でしっかりと話合い、家族みんなで向き合うことができるといいですね。
mamaniおすすめの介護相談
地域の高齢者の総合相談などの支援体制づくりや、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的としている公的機関。一覧から相談先をチェックして。
在宅介護サービスの提供から入居サービスまで、幅広い介護サービスを提供しているALSOK。介護に関するノウハウ記事も読めるので、まずは情報を集めてみては。
高齢者の心配事や悩みごとに対して、電話での相談が可能。高齢者福祉制度に関することから、家族の介護に関すること、生きがいや人間関係のことまで、幅広くご相談に応じてくれるのが嬉しい。
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認知症の人とその家族のためのつどいを実施し、介護に携わる人への知識装着などをしている社団法人。LINE相談や電話相談も対応しているので、相談してみたりイベントに参加するのもよさそう。